好きな人とスナイパー
好きな人と会ってきて
ホクホクしながら帰る途中に
超一流のスナイパーに
頭 撃ち抜かれて死にたい
でも好きな人はいない
スナイパーもいない
もっとほんとのことをいうなら
大好きな人に
頭 ブチ抜かれて死にたい
でも好きな人はいない
好きな人はいない
予感がする
世の中のすべてと関係がない
そんな気がしている水曜日
予感は常に正しい
予感は常に正しいのだろうか
断ったのではなく
断たれたのでもない
はじめから関係は存在しない
わたしは群れながら孤立している
世の中のすべてと関係がない
そんな気がしている水曜日
予感は常に正しい
予感は常に正しいのだろう
遠慮することはない
関係がないのだから
遠慮することはない
関係がないのだから
遠慮することはない
関係がないのだから
遠慮することはない
遠慮することはない
振り下ろせ
わたしは無敵なのかもしれない
なぜなら敵がいないのだから
誰かと敵対することもない
世の中すべてと関係ないから
予感は常に正しい
予感は常に正しいのだろうか?
振り下ろすこの手は
もう止まらないのだろうか
人が人を人として認識しうる最低限のシルエット
もうないです
ないですよ
ひとから
なんかそういうことがあってから
色んな人になぐさめられたり
色んなことを言ってもらったりしたけど
どちらかというと怒涛のあれやこれで
気持ちを持ってく暇もなくて
なんかニヤニヤしてしまったり
エヘヘとか言ってやりすごしてしまったり
どうもあの人はーとか
薄情だとか言われてもいて
あーそんなこともあるのかと
私はどこか遠くでみていた
なんかそういうことがあってから
色んな怒涛のやつが過ぎていって
色んな人もどこか遠くになって
間違い探しみたいにほのかに変わった景色に
やっと心が追いついてきたというのに
喚いたらきっとうるさいだろうとか
喚いたら近所の誰かに訝しがられるだろうとか
思ってしまう私の性質が
ニヤニヤさせたりエヘヘと言ったり
してしまうのも仕方がなくて
だから私はカラオケで
おひとりさまで部屋を取り
ドアを確かに閉じてフリードリンクの
烏龍茶をテーブルに置いたら
くせー合皮のソファに転げ込むようにして
ひたすら泣いたし叫んだし
くせーなって思いながら
ひたすら泣いたり叫んだりした
それを1時間半くらいやって
少し迷ったけど
烏龍茶飲んで帰った
そんなひとから
あー
ありがとう
さようなら